山桜の季節がいい・石割岳 [ 941.5m ]
8合目〜石割岳山頂(20分) [ この区間の地図 ]
桜の幹に触れるとスギの足元に木柱を見る。木柱は腐れて剥がれ文字は読めない。
しかし振り返ると、「ここは8合目」と書かれている。
左手斜面には露岩が多い。
石割岳斜面から流れ出す水に、露岩の一部が黒く変色している。
道は、木柱を見て下りだしすぐ登り、さらに下って行く。
左手斜面に大きな岩の塊に目が行く。
この辺りも広葉樹の落ち葉が分厚く積もり、足元に聞こえる落ち葉の音が心地いい。
そして右手へ少し向きを変え、
枯れた桜
を見て左手へ鋭角にカーブして行く。
道沿いには、また露岩が多くなる。
しかし、歩くのに支障はまったくない。
白いテープが巻かれた大木をくぐるように、斜面をトラバースして行く。
傾斜は徐々に増してくる。
10mも登り、大きな根っ子のように横たわる幹を越えると傾斜はなくなる。
左手には、自然林の中には珍しく2本のスギを見る。
そして露岩の多い道を右手へカーブし、5〜6段階段状に重なる自然石の脇を登って行く。
そして大きな傾斜を登って行く。
10mも登ると、また左手へ鋭角にカーブし10m足らず登ると
正面に木柱
を見る。
しかし、木柱の文字は一部消え、用心して裏側に回ると「ここは9合目」と書かれている。
ここから右手へ鋭角にカーブし、ゆるやかな傾斜を登って行く。
左手に岩をわしづかみするような根っ子を見て、左手へ向きを変え登って行く。
さらに、正面にコケむした岩を見て、その手前から左手へ鋭角にカーブし登って行く。
さらに狭い斜面の道を用心して落ち葉の道を行く。
狭い落ち葉の道に、右手の大きな幹に手をあて、狭い踏み跡を右手へカーブし登って行く。
ここまで来るとなんとなく、山頂が近いと感じてくる。
さらに急坂を右手へカーブし登って行く。
道は表土が流され、根っ子がむき出してくる。
そして、右手へ10m余り急坂を登り、左手へ向きを変え根っ子と腐れた木段を登ると正面が開けてくる。
急坂を登りきると正面西側に展望が開け山頂を意識する。
一息ついて、右手へ10数メートルも行くと山頂に着く。
10坪余り開けた山頂は、中央部に三等三角点の石柱が立てられ、周囲に山頂標が数本立てられている。
展望は西側から南側に開け、津江のパノラマが満喫できる。
下山は、山頂を直進して下ればいい。
50分もあれば駐車場に着き、帰路を急がず茶の文化館、古陶星野焼展示館など見学し、星の温泉館「きらら」で汗を落とせばいい。
1山で満足できなければ、近くのカラ迫岳へ足を伸ばせばいい。
カラ迫岳への道は、石割岳と大きく異なり2山登れば「きらら」は欠かせない。