縦走路がいい・釈迦岳 [ 1231m ] − 御前岳 [ 1209m ]
釈迦岳 → 展望岩(所要時間:約15分)
道に岩が少なくなり、歩きやすくなると
釈迦岳山頂
に着く。
山頂は岩峰にあり、潅木に覆われ弁当を広げるスペースはない。
その両側には、石祠と釈迦如来坐像が安置されている。
像形は、悟りの境地を表す姿と聞く。
山頂標には「釈迦岳山頂:1231m」と書かれている。
しかし、国土地理院の一等三角点と書かれた案内板には1229・5mと書かれ、同様に地図にも、1229・5mとある。
その隣には、道標も立てられ「御前岳:2km」と案内されている。
山頂からは、東側に観測局の建物が、西測には
形のいい御前岳
が稜線の奥に美しい姿を見せている。
そして南側には紅葉した樹海が広がっている。
紅葉と白い霧氷の取り合わ
せも素晴らしい。
昼食は、釈迦岳は狭く次に目指す御前岳山頂を計画した方がいい。
さて、西の方へ山頂を後にする。 すぐ岩の多い急坂を右手へカーブし、
釈迦岳の岩峰
を下り始める。
左手は切れ落ちており用心して下っていく。
すぐ、岩が多い急坂を左手へカーブし下っていく。
ここには、
ロープが付けられ岩の段差を右手から下る
。
さらに右手へ段差を降り、
せまい斜面の道
を下っていく。
ここも右手は切れ落ち用心して下る。
ロープは、トラロープと白いロープが二重に張られ、ロープを手に岩の急斜面を、足場を確認しながら用心して下っていく。
さらに
岩場の斜面
を下る。
傾斜が大きく、足を踏み外したら大変である。
ロープは、白いロープが加わり3本になる。
この
岩場を左右へと急直下
して下っていく。
山頂から4,5分も下ると岩場は過ぎ、土の感触を感じながら下っていく。
道の両脇は、ここでもスズタケが陣取っている。すぐ右手へ鋭角にカーブしさらに左手へカーブしていく。
ここには
木段
が付けられているが、一部壊れ浮いた状態で、右手の踏み跡を下っていく。
さらに右手へカーブし、大きな木を見てすぐ左手へ鋭角にカーブし、急坂を下っていく。
道は狭い、しかし歩きやすい。
小さく蛇行し、右手の木を触れながら段差を降りさらに左手へ下ると、次第に傾斜をゆるめてくる。
足元に
コケむした岩
をよけながら、ゆるやかに下っていく。
右手には、
大きな木が誰にも邪魔されることなく枝を広げている
。
道はさらに傾斜をゆるめ、ほぼ平になる。
平坦な道を14〜15メートルも行くと、ゆるやかに登りだしすぐ平になる。
やっと
岩峰の急坂から開放
され、足取りも軽く気分もいい。
しかし、平坦な道は長くは続かず、ゆるやかに登りだす。
そして少し下り、
頭上に伸びる幹をくぐり平坦な道
を行く。
さらに、道は登りだし傾斜を増してくる。
道は、表土が掘り込まれたような
ミゾ道
を登っていく。
この辺りは、落ち葉の下にスギゴケが多い。
少し行くと傾斜はおさまるがゆるやかではない。
しかし次第に傾斜をゆるめてくる。
正面に倒木
が道をふさいでいる。
この倒木には、左手の方に幅60センチメートルほどくり抜かれ、足場が造られている。
少し行くと、倒れかかった大きな木を正面に見て、その下を登っていく。
少し登ると、道はゆるやかに下りだす。
そして左手へカーブしたところの右手に、
4畳半ほどもあるような大きな株
が、決して人に見せることのない株の裏側を見せ、無残な光景をさらけ出している。
胸に痛みを感じながら平坦な道を少し行くと、道はゆるやかに登りはじめ左側に道標を見る。
道標には行く手を「御前岳山頂へ:1.5km」と案内している。
すぐ先は岩が多い三叉路になっている。 御前岳は、ここを左手へ岩場を下っていく。
その前に、右手へ直進するように岩稜を行くこととする。
道は狭く岩が多い。 正面に大きな岩が目に付き、その手前から右手へ少し下り、さらにやせ尾根の岩場を行く。