戦国の風とツゲの原生林・古処山 [ 859m ]
林道出会い → 駐車場(所要時間:約80分)
行く手は、林道を右手斜めに横切り下って行く。
正面には、
小さな案内板
が立てられ「秋月→八丁越シ・だんご庵経由 210m先から右へ登る」と案内されている。
ここを左手にとり、同じような林道を下って行く。
途中左手に、
数個の石が重ねられている
。
スギ林に沿ってゆるやかに3、4分も下ると、左手に案内板が立てられ「秋月」方向を示している。
道には、
通行止めするように、スギ丸太が置かれ
、その丸太に「八丁越え・だんご庵・秋月」と書かれた板が付けられている。
ここから右手へヒノキ林の中に入って行く。
道は、踏み跡もしっかりとしており、踏み外すようなことはない。
支尾根の稜線を辿り、斜面に付けられた平坦な道を行く。
道の両脇には整然としたヒノキ林が広がり、右手はスギ林に変わっている。
しかし、ヒノキも点在している。左手はヒノキが多い。
道は少しずつ下り始め傾斜を増してくる。
右手は、ミゾが掘られており、左手の踏み跡を行く。
さらに右手へゆるやかに下って行くと、下の方に車道が見える。
そして、大きな傾斜をを下ると
国道322号
に着く。
ここから車道を左手へ下って行く。
車に用心しながら3、4回、カーブを曲がりながら下っていく。
途中、右手には
大きな桜の木
に目を奪われる。
4〜5分も行くと、右手に未舗装の道が延びている。
この三叉路には、
屋根つきの立派な案内板
が立てられ「秋月街道 旧八丁道 潭空庵茶屋を経て秋月に至る」と右手へ案内している。
この未舗装の道を右手に5、60メートルほどいくと、
左手ガードレールの間に登山道
が付けられている。
そこにも、小さな案内板が立てられ左手下って行く。
すぐ急坂になり
S字状の、細い草道
を下って行く。
ここには、木段が12段ほど付けてある。
そこを下ると、沢の音が威勢よく聞こえてくる。
林に入ると薄暗くなるが、倒木をくぐると、日が差し込んでくる。
右手に沢の流れを感じるが、草木が茂り、沢を見ることはできない。
左手スギ林に目を配りながら、ゆるやかに下って行く。
林道から3分ほど下り、石畳を蛇行して下って行くと、右手の
大きな木の下に祠
がある。
中には、観音様が安置されている。
その奥にも観音様がおられるが、台座から落ちてしまわれている。
石畳はここで終わり、斜面に付けられた狭い道を蛇行しゆるやかに下って行く。
観音様から3分ほど下ると、右手に
大きな堰
が見える。
以前は、この辺りはキャンプ場であったが全く様変わりし、その面影は全くない。
さらに1分も下ると、小屋も建てられている。
すぐコンクリート道と出会い、ここを直角に横切り急坂を下って行く。
ここには
「秋月街道」と書かれた案内板
が立てられている。
急坂を数メートル下ったところの左手にも、小さな案内板が立てられ行く手を教えてくれる。
少し行くと右手には、桜の木が植えられ公園のように整備されている。
平坦な道を散歩気分で距離を稼いで行く。
しかし、歩くたびに目前に展開する光景に足は止まり、長い歩行も飽きることはない。
小さなミゾを渡って行くと左手に
コケむした岩の上に石仏
が祀られている。
何を祀ってあるのか、その奥の方にも、三体の石仏が祀られている。
道はすぐ石畳に変わり、ゆるやかに下っていく。
左手には、並木のように道に沿ってスギが植林されている。
左手に堰を見て、さらに石橋を渡って行く。
石橋の右手には、コケむした2本の丸太も架かっている。
そして、石畳を右手へ直角に曲がり下って行く。
道は歩くスペースは十分あるが、
護岸の上に踏み跡
がついている。
危険ではないが足は、長い歩行に耐えており、用心して下って行く。
すぐ左手に堰があり、ここでも
護岸の上に踏み跡
が伸びている。
さらに、堰のところまでくると、
石畳の道
は急に傾斜を増し下りだす。
1、2分も下ると傾斜は緩みほぼ平らになる。
石畳は、土に隠れながらもまだ続いている。
さらに、左手へカーブし下って行くと、 左手に
巨大なコンクリートの構造物
が目に止まる。
砂防ダムかどうか分からないが、昔日の面影はなく、新たな光景が広がっている。
しかし、右手には対照的に古い堰も目に付く。
ここから右手へカーブし、スギ林のほぼ平らな道を行く。
さらに、ゆるやかに下って行くと、
木段
に変わる。
木段はゆるやかな傾斜に付けられ、17段ほど数える。
少し行くと、小石が多くなり、また石畳になる。正面に明かりを見ると、擬木の手すりが目につく。
ここから右手へカーブしていくと、左手に車道が見える。
すぐ左手へ曲がると
国道322号
に着く。
国道手前は少し広くなっており、一息つけばいい。
広場左手には「秋月街道」と書かれた案内板が立てられている。
登山口へは、ここを直進して国道横切り、急坂を下って行く。
少し下った正面にも、青い案内板が幹につけられている。
ここを右手へカーブ、さらに左手へカーブしおよそ南の方へ下って行く。
右手にはスギが植林され、日は届かず薄暗い。
道は狭いが、踏み跡はしっかりしている。 3分ほど下り、石橋を渡り右手へカーブし少し下って行くと、天井は抜け明るくなる。
目前に広がる
気持のいい平坦な草付きの道
を行く。
道はすぐ下りだし、18段ほどの石段を下っていく。
右手からは、力強い滝の音が響き渡ってくる。
目を向けると、滝しぶきが
白いレースのカーテン
のように流れ落ち、熱気に包まれた体に、ほのかに冷気が伝わってくる。
元気をもらったところで、大きな傾斜を少し下り、倒木をくぐり、さらに狭い道を蛇行し下って行く。
滝のカーテンを見て2分余り下ると、堰の袖コンクリートを越える。
その下に
ハシゴ
が付けてある。
ハシゴの左手には、大きな竹で手摺まで付けてある。
滝のカーテンは、右手に数か所見ることができる。
ほぼ平坦な道を行くとまた倒木をくぐり、石畳を下って行く。
石畳は途中で切れてしまう。右手には、大きなスギが並木のように並んでいる。
さらに、右手に滝のカーテンを見てゆるやかに下って行く。
道には、コケむした岩が多くなり右手へカーブして行く。
正面の沢が実に気持ちいい。
また堰の袖コンクリートを下って行く。
右手には堰に土が溜まったせいか、そこに水溜りができ顔や体を洗いたくなる。
少し下ると、正面右手に、
休憩小屋
が見えてくる。
屋根はあるが壁はない。
使用料金も時間単位で書いてある。
夏には、涼を求める多くの人たちが、ここにやって来る。
そこを少し下るとだんご庵の茶屋前にでる。甘酒でもいただけば元気は倍増する。