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九州山クラブ アウトドアを楽しもう!九州の山々を登山記録として紹介

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福岡県の山

尾根道を行く・金山 [ 967.1m ]

分岐 → 山頂(所要時間:約20分)

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湿地を抜け、少しばかりゆるやかに登っていくと、数本の幹を持つ大木から右折して4〜5分ほど経過したころで三叉路に出合い、右手へ分岐している。
右手には 標柱 が立てられ「三瀬峠:3km・金山:0.5km」さらに山中地蔵まで2kmと書かれている。
山中地蔵は「脚気地蔵」とも言われ、拝殿には木鎚が飾られている。
昔日、7月下旬の例祭にはソーメン流しが行われていたが、今はどうかわからない。
広い道はしっかり踏み固められ、道をはずすようなことはない。
道には、すべり止めのように木の根が走っている。
道は徐々に傾斜を増し左手にカーブし急坂を登っていく。
カーブしてすぐ右手に、 四角い案内板 が立てられ「美しい自然 みんなのもの 大切に」と書かれている。
さらに少し登ると左手に、NO168番の標柱も立っている。
道は急坂ではないが、登りが続き息も荒くなる。
数分登っていくと、道は表土が雨水に流されたのか、U状に深く彫り込まれ赤土が剥き出しになっている。
底には石が露出し、その上を登っていく。
道は左へカーブし少し登っていくと、正面に松の木が見え出す。
松の木は根元で、蛇のように一ひねりし立ち上がっている。 奇妙な形を振り返りながらゆるやかに登っていく。

金山(鍋島藩番所)
金山は標高967m、背振山系が花崗岩の地質から成り立っている中で、金山付近は結晶片岩の層がでており、古生代(約三億年前)には海の中であったことを示している。 山頂からの展望はよく、江戸時代には鍋島藩の番所があったと伝えられており、一名熊ヶ城と呼ばれていた。 この山の肩から、南の方へ急な坂道を500m下ると、勾配が少しゆるやかとなり、三瀬峠への十走路との交差点になる。 右手行けば、三瀬峠へ行くが左へコースを取ると、やがて急な下り道となり、ヒノキの植林地を抜けて再び雑木林に入り、渓流沿いにどんどん下ると石貼の歩道となり、二つ目の谷の二つの合流点に出る。 このすぐ下に小さな滝があり、これを左手に見て数分下ると林道(車道)にでる。さらに500mほど下ると山中地蔵に着く。 金山から山中地蔵までは、2.5km、約50分の行程である。

椎原峠へ
金山から佐賀・福岡両県の県境尾根を東の方へコースを取ると、上り下りの多い尾根歩きとなるが、ブナ林の中を行く快適なコースである。 30分行くとイヌツゲの群落地があり、これを抜けるとほとんど直角に尾根が曲がっている。 金山から2.3km、1時間ほどで小爪峠に着く。小爪峠からまた登り坂となり、約15分登ると吉野山山頂に着く。 この辺から岩稜のやせ尾根が続き、展望のよい岸壁やシャクナゲの群落がでてくる。吉野山から30分足らずで尾根をはずれ、左(東)へ一気に100mほど下ると鬼ヶ鼻岩の大絶壁の上にでる。 小爪峠から約45分の行程である。鬼ヶ鼻岩の付け根から南へ下ると15分で林道が登ってきている峠に出る。 これを下れば、三瀬村井手野地区へ出るが、椎葉峠へはもうひとつのピークを越したところで、三瀬村と背振村の境界となっているところである。 金山の肩から椎葉峠まで4.6km、約2時間ほどの行程である。
<環境庁 佐賀県>

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道は木段となり、次第に傾斜を増してくる。
木段は途切れ途切れに付けられ、辛抱して30段ほど登っていくと、松の木から4〜5分で金山への主稜に着く。

右折すれば、椎原峠を経て背振山へ伸びている。
ここで昼食を取り、リュックを置いて山頂を目指す登山者も多い。
涼しい風を浴びながら、ゆっくりと昼食を取るのは、何と比較しても、それ以上の快適さを語るものはない。
ここには 大きな案内板 が立てられ、金山や椎原峠への道が詳しく説明されている。
さらに道標も立てられ、ここから山頂まで200メートルと案内されている。

尾根筋を左手北西の方へ少し登り、 狭い尾根筋 を行く。
ゆるやかな傾斜を3、4分も行けば、金山山頂に着く。
山頂は南の方に展望が得られ、右手には天山や多良岳、遠くには雲仙岳の遠望が楽しめる。

昼食は、この山頂で取ってもいいし、山頂を少し戻った道沿いにも、登山者が造った数箇所の平たい場所がある。
ゆっくりしたいときは山頂よりこの道沿いや、三叉路がいいかもしれない。

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