シャクナゲの自然歩道を行く・犬ヶ岳 [ 1130.8m ]
テーブル〜休憩所(20分)
ベンチに腰を降ろし、しっかり体を休めるといい。
そして水分や消化の早い糖分を補給すれば元気がでる。
さて、一息ついたら直進し、右手に空洞を持つ木を見て根っ子の段差を降りゆるやかに下っていく。
左手に枯れた立ち木を見てゆるやかに登って行く。
ここには木段が付けられているが、脇に踏み跡が付けられている。
途中、左手にミツバツツジの樹木板が目に付く。
木段は20段ほど数える。
さらに数段登り、根っ子に助けられ登りきる。
数メートル下ったところの左手に案内板が立てられ「この美しい自然………」と同文で書かれている。
少し下ると、右手に倒木を見て左手へ下っていく。
道の両脇には枯れた倒木が多い。
道はすぐ傾斜をゆるめ、プラスチックの支柱を見てゆるやかに登ると、傾斜はゆるみ平らな道になる。
左手に
枯れてしまった立ち木
を見ると、両脇にシャクナゲが彩る。
道はゆるやかに登りはじめ、少し登ると木段が付けられている。
しかし、木段の脇にしっかりした踏み跡が付けられ木段を登ることはない。
平坦な道を6〜7mも行くと、左手にシャクナゲが登山者に元気をくれる。
シャクナゲを見て数メートル登るとまたゆるやかに下っていく。
左手にシャクナゲを見て下りきると、
左手に木柱
が立てられ「野峠から2500M」と案内されている。
やっと中間点を過ぎたことになる。
しかし、時間さえあれば焦る必要はない。
すぐ登りだし長い木段に目がいく。
ここにも脇道が付けられ、好みで選べばいい。
木段は30数段を数える。
最後に1段を登ると、
ミツバツツジの花びらが地面を覆う
。
この辺りもミツバツツジが多い。
道はすぐ下り、10mも下るとゆるやかに登って行く。
登りきった所の左手に、
腰を降ろしたいような岩
が目を引く。
このコースは少し下れば登り返すの連続で、例に漏れなく下っていく。
右手には、根元にミツバツツジの花びらが地面を染めている。
下りきるとまた登りだし、木段が付けられている。
傾斜は大きくない。
登りきると、頭上に花開くミツバツツジを見てまた下りだす。
足元には、コケむした露岩が多くなる。
ほぼ平坦な道は小さなアップダウンが続き、わずかに登るごとに木段が付けられている。
しかし、どの木段にも踏み跡が付けられ、脇を行ったり横切ったりして伸びる。
ルンルン気分で快適な道を行くと、またゆるやかに登りだし前方に木段が見えてくる。
木段には脇道が付けられ右手へカーブし登り、さらに左手へカーブすると傾斜はなくなり
また快適な道になる
。
足取り軽く小さなアップダウンを行くと、途中左手の根元に「ブナ」の樹木板を見る。
ブナは独特の葉で雨水を捕らえ、枝から幹へそして根元に雨水を集め地下に水を蓄える。
実りの秋には、カロリーの高い実を付け小動物たちの大切な餌になる。
しかし、こうしたかけがえのないブナも、材は反りがひどく家具や建築にも利用されず、「この木に用無し」と言われ、ブナをと書く。
このため、多くの地域でブナは伐採され植林地と化してしまったが、ブナ林を取り戻すためには100年以上もかかるという。
目前に見るこのブナは、既に50年以上は経っているかも知れない。
そしてゆるやかな傾斜を登って行くと、道はY字に分岐する。
どちらを行ってもいい。
足元に支柱を見て右手に取り直進すると正面にベンチが見えてくる。