シャクナゲの自然歩道を行く・犬ヶ岳 [ 1130.8m ]
ベンチ〜休憩所(20分)
左手には九州自然歩道の案内板が立てられ、覗いて見ると犬ヶ岳はまだ遠い。
それより、犬ヶ岳より手前にある一の岳まで半分にも満たっていない。
しかし、自然の変化に焦りは生じない。
一息ついて、落ち葉の道をゆるやかに登って行く。
足元に153番の支柱を見ると登りきり、左手に枯れた立ち木を見て下りだす。
さらにシャクナゲに元気をもらい、右手に枯れた立ち木を見て下っていく。
20mも下ると
行き止まり
、すぐ手前から右手へ下り尾根筋を行く。
振り返ると岩壁は2〜3m切れ落ち、シャクナゲに目を奪われ直進でもすれば危険極まりない。
道には露岩が多くなる。
露岩の道を少し行くと、左手に
「この美しい自然はみんなのもの………」と書かれた案内板
が立てられている。
10mも行くと左手へ下りだし、左手に桜のような横しまのある木を見上げる。
数メートル登るとまた下りだす。
正面には、登山者を待つように
シャクナゲ
が枝を広げ淡いピンクの花を咲かせている。
そのシャクナゲに挨拶でもするように花びらに触れ右手へカーブして行く。
道沿いには、ここまでやってきた登山者を出迎えるように、
両脇に花
を咲かせ気分はいい。
落ち葉の道も悪くはない。
すぐ左手へ木段を5〜6段ほど登って行く。
さらに数段登ると左手に「くましで かばのき科」と書かれた樹木板が隠れるようにかけられている。
残念ながらその木は倒れ掛かっている。
すぐ左手にシャクナゲを見て、左手へカーブし下って行く。
右手へ1mほどの根っ子の段差を下るとすぐ登りだす。
根っ子が這い出す道を6〜7mも登って行くと、右手に
木柱
が立てられている。
木柱には「野峠から2000M」と案内されている。
犬ヶ岳には、まだまだ中間点にも達していない。
根っ子の道を数メートル登ると、右手に記念塔のように立つ枯れ木を見て下りだす。
ここは切れ落ちたような傾斜で滑りやすく、鎖が張られている。
用心して下ると傾斜はゆるみ歩きやすくなる、
すぐ傾斜を増し、
岩の間を通り
左手へカーブし下っていく。
少し下ると、右手に色白のシャクナゲを見る。
数メートルも下ると左手に道標が立てられ「林道を経て野峠(避難路)」と案内され、左手へ分岐し下っている。
さらに10mも登ると右手に
道標
が立てられ行く手を「一ノ岳:1・6km 犬ヶ岳2・9km」と案内されている。
一ノ岳と犬ヶ岳の距離を先ほどの道標と比較すると、100m縮まっている。
付け加えると、登山口にあった九州自然歩道の案内板には、一ノ岳と犬ヶ岳間は1・0kmと案内され、400mもの誤差が脳裏に浮かぶが、登山中に距離は測れない。
一息ついて道標を後にする。
すぐ右手に、また色白のシャクナゲを見る。
どうして色白なのか分からない。
道は次第に傾斜を増し、右手へカーブする。さらに10mも登ると急坂になり、
木段とロープ
が付けられている。
木段は、腐りかけ体を成していない。
急坂は道も荒れ登りづらい。
距離は短いが、荒れる息を整えながら急坂を登ると、また左手にロープが張られている。
しかし、踏み跡とロープは離れすぎ、ロープを手にすることはない。
辛抱して登り、根っ子の段差を登り上がり右手へカーブすると登りきる。
急坂を登ると、一息つきゆるやかに下っていく。
右手に椿、さらに開花を終えたミツバツツジについカメラが向く。
10mも下ると登りに変わり、シャクナゲを見てミニコブと言っていいのかすぐに登りつく。
すぐ下りだし、
足元に散るミツバツツジの花びら
をよけほぼ平らな道を行く。
そして左手にシャクナゲを見てゆるやかな傾斜を登って行く。
左手の
大きな木
に触れ、右手を見ると、主幹が倒れ根元から数本の新芽が成長したような木に目がいく。
快適な道を少し行くと、右手に変な形の幹に目がいく。
その木は、大きな枝が切られ左手に落とされている。
変な木の横には、白い花がちょうど満開時を迎えている。
この木は「ハイノキ」と見るが自信はない。
快適な道を少し行くと道は下りすぐ登りだす。
道には、網の目のように根が這い出している。
足元に、何かの支柱を見ると正面左手に
枯れた立ち木
を見上げる。
その先にベンチが置かれている。