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福岡県の山

花に酔う、沢と歩く・井原山[ 983m ]

道標 → 分岐(所要時間:約25分)

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スギの並木道を、さらに1分も行くと、左手に白い案内板が立てられている。
案内板には「井原山 山頂まで30分」と手書きされている。
また、その支柱には「井原山の自然を守ろう」とも書かれている。
山頂は、ここから左手へ登っていくが、コース最大の難所が続きここで体を休めてもいい。
右手には登山者が休んだ形跡があり、休むに遠慮は要らない。
体を休めたら、気合を入れ案内板に従い左手へ、急坂に取り付く。
行く手は、雨水で表土が流され、スギの根が剥き出しになっている。 雨後は滑りやすく、用心して登っていく。
スギの根に助けられながら3、4分も登ると、幾分傾斜をゆるめ辺りは自然林に変わる。道はすぐ右手へカーブして傾斜を増し、 根が網の目のように張り出している。

木の根が多い急坂を登って行くと、左手に 黒いロープ が張られている。
2、3分も登ると、ロープはなくなり左手へカーブし急坂を登っていく。 道は依然として木の根が多い。 階段状に張り出す木の根を足がかりに 、一歩一歩登っていく。 ゆっくりと、決して無理せず、足を休めながら登っていく。
時間さえかければ、どんな急坂も登りきる。 時間に余裕があれば、腰をおろし辺りに目を向け、自然の音に耳を傾ければいい。 林の奥の、そのまた奥を覗き込むと色々なものが見え、聞こえてくる。
小鳥の声も次第に聞こえてくる。
しかし、登山者の多くは急坂に五感はしぼみ、小鳥の声すら聞こえない。
登山は、登ることだけが目的ではない。山頂に立つだけが目的でもない。
山は、山頂までの過程に色んなドラマや不思議を用意してくれる。 登山は、急坂ではなくても小鳥のさえずりを聞く余裕を持てれば、山の魅力は一層高まる。

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そして辺りの木々は、互いに共生しながら競い合い、天に向かってたくましく生きている。
そのたくましさに自分を重ね、急坂を踏み上げて行く。
道筋は雨水に流され、歩きづらい。
道筋に生える木々は、根が剥き出しになっても、根先を地中に潜らせしっかりと幹を立て葉をつけている。
さらに、 木の根が渦巻くような急坂を登って行く と、支尾根の稜線に着き、わずかな距離であるが、平らな道になる。
さらに右手へカーブしながらゆるやかに下って行く。

すぐ、左手へカーブすると、木の根で表土の流れを止めたのか、 1メートルほどの段差を登っていく。
この斜面を登ると、傾斜はゆるみ、ほぼ 平らな道を蛇行 して行く。

さらに、もうひとつの木の根の段差を登っていくと、また 平らな道 になる。
しかし、平坦な道は長くは続かない。
すぐ登りだし、ミゾ道を行く。

2分も行くと、周辺の木は、丈が低い潅木に変わる。
さらに1、2分も登って行くと、潅木の中に、ミツバツツジが目立ってくる。
ミツバツツジは、5月連休の時期に、淡いピンクの花を咲かせてくれる。
この時期も、井原山は多くの登山者で賑わう。
1、2分も行くと天井が開け、日が差し込んでくる。

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